先取り貯金のやり方と、続かないときの直し方
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続かない先取り貯金は、たいてい金額が高すぎるか、取り崩しやすい場所に置いています。
先取り貯金は、給料が入ったらまず貯金分をよけて、残りで生活する方法です。
「余ったら貯める」だと余らないので、順番を逆にする、という単純な考え方です。単純なぶん、うまくいかないときの原因もはっきりしています。
基本のやり方
- 1手取りの中から、毎月よけておく金額を決める
- 2給料日に、その額を生活用とは別の口座へ移す
- 3残った額で1か月を過ごす
2つ目を自動振替にできるなら、そのほうが確実です。手で移す形だと、忙しい月に飛ばしてしまいます。
金額の決め方
よく「手取りの2割」と言われますが、家賃や家族構成で事情が変わるので、目安としてだけ扱ってください。
大切なのは割合より、**1年続けられる額かどうか**です。
最初の1〜2か月は張り切って高めに設定しがちです。そこで生活が苦しくなって取り崩すと、「自分には無理だった」という記憶だけが残ります。低すぎるくらいから始めて、余裕があれば上げるほうが確実です。
判断に迷ったら、次の順で考えると決めやすくなります。
- 1直近3か月の「収入 − 支出」の平均を出す
- 2その半分を先取りの額にする
- 33か月続けて苦しくなければ、少し上げる
口座を分ける理由
同じ口座に置いておくと、残高が多く見えるので使ってしまいます。物理的に分けるだけで、手をつける確率がはっきり下がります。
| 置き場所 | 取り崩しにくさ | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 生活用と同じ口座 | とても崩しやすい | 向かない |
| 別の銀行の普通預金 | 崩しにくい | 生活防衛資金 |
| 定期預金・自動積立 | かなり崩しにくい | 使う予定のない分 |
それでも取り崩してしまうとき
崩してしまう原因は、意志の弱さより「想定していない出費」であることがほとんどです。
- 年に1回の出費(税金・車検・帰省・家電の買い替え)を見込んでいない
- 医療費など、急に必要になる分の余裕がない
これを防ぐには、貯金を2つに分けます。1つは**使う予定のあるお金の積み立て**、もう1つは**使う予定のないお金**です。前者から出すぶんには、取り崩しではなく予定どおりです。
生活防衛資金(急に収入が減ったときのための蓄え)については、必要な額の考え方が人によって大きく変わります。この記事では具体的な金額の指定はしません。
つまずきの見分け方
| 症状 | 原因になりやすいこと | 直し方 |
|---|---|---|
| 毎月ぎりぎりで苦しい | 金額が高すぎる | 下げて1年続ける形にする |
| 数か月に1度まとめて崩す | 年1回の出費を見込んでいない | 積立用を別に作る |
| よけるのを忘れる | 手作業で移している | 自動振替にする |
「よけた分」を口座として登録しておくと、生活費と貯金が混ざらずに追えます。
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