家計簿の費目の分け方:迷わないための基準と、最初の10項目
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費目は「あとで何を知りたいか」から逆算して決めます。迷いやすい支出の扱いも整理しました。
家計簿を始めるとき、最初につまずくのが費目(カテゴリ)の設計です。細かすぎると入力が続かず、大まかすぎると見返しても何も分かりません。ちょうどよい線をどこに引くかを考えます。
費目を決める3つの基準
分けるかどうかで迷ったときは、次の3つを順に当てはめてみてください。1つでも当てはまれば分ける価値があります。
- 1金額が大きいか。月に数千円以上動くものは、分けておくと変化に気づきやすくなります。
- 2自分の意思で変えられるか。家賃のように動かしにくいものより、外食費のように調整できるものを分けるほうが役に立ちます。
- 3減らしたいと思っているか。気になっている支出は、独立させておくと数字で追えます。
逆に、月に数百円しか動かないもの、自分では変えようのないもの、特に気にしていないものは、まとめて「その他」で構いません。分けても行動が変わらない情報に、入力の手間をかける意味は薄いためです。
最初に用意したい10項目
はじめての家計簿なら、次のくらいの粒度から始めると無理がありません。
| 費目 | 含めるもの | 性質 |
|---|---|---|
| 食費 | スーパー・コンビニでの食料品 | 変動費 |
| 外食費 | レストラン・カフェ・デリバリー | 変動費 |
| 日用品 | 洗剤・ティッシュ・掃除用具 | 変動費 |
| 住居費 | 家賃・住宅ローン・管理費 | 固定費 |
| 水道光熱費 | 電気・ガス・水道 | 準固定費 |
| 通信費 | スマホ・自宅の回線・サブスク | 固定費 |
| 交通費 | 電車・バス・ガソリン | 変動費 |
| 医療・健康 | 病院・薬・ジム | 変動費 |
| 趣味・交際 | 旅行・書籍・飲み会・贈り物 | 変動費 |
| その他 | 上に入らないもの | — |
「食費」と「外食費」を分けているのは、この2つが混ざると改善の手がかりが消えるためです。食費が多いのか、外食が多いのかで、打つ手はまったく変わります。
固定費と変動費を意識する
上の表に性質の列を入れたのには理由があります。家計を軽くしたいとき、効果が大きいのは固定費のほうだからです。
変動費は、頑張って節約しても翌月にはまた同じ努力が必要になります。一方、通信プランを見直したり、使っていないサブスクを解約したりすると、その後は何もしなくても毎月効き続けます。同じ月1,000円でも、労力あたりの効果がまったく違います。
費目を決めるときに「これは固定費か変動費か」を意識しておくと、見返したときに手をつける順番が自然に見えてきます。
迷いやすい支出の扱い
コンビニでの買い物
おにぎりとシャンプーを一緒に買った場合、レシートを分けて入力すべきか迷います。結論としては、金額が小さいうちは主なほうに寄せて構いません。毎回きっちり分ける労力に見合うだけの発見は、多くの場合ありません。ただし「コンビニでいくら使っているか」自体が気になるなら、店ごとに分けるのも1つの方法です。
まとめ買い・ふるさと納税
米を10kg買った月だけ食費が跳ね上がると、月ごとの比較がしにくくなります。こうした支出は「特別費」のような枠に分けておくと、ふだんの生活費の傾向が見えやすくなります。
クレジットカードの支払い
カードの引き落とし額をそのまま「カード代」として記録すると、中身が分かりません。使ったときに、その内容の費目で記録するのが基本です。引き落としのほうは、口座間の移動として扱うか、記録しないかのどちらかになります。
使った時点で記録する方式(発生主義)と、引き落とし時点で記録する方式(現金主義)は、どちらか一方に統一してください。混ざると、その月に本当はいくら使ったのかが分からなくなります。
あとから変えてよい
費目は最初に完璧に決める必要はありません。3か月ほど使ってみると、「この項目は一度も使わなかった」「ここはもっと細かく見たい」といったことが分かります。そこで調整すれば十分です。
Moneypetでは費目を自由に追加・並べ替えでき、よく使う順に自動で並べることもできます。かんたん入力の画面では、ボタンを押すだけで記録できます。
無料で使ってみる大切なのは、入力のたびに「どれに入れよう」と悩まない状態にすることです。悩む時間が長いほど、家計簿は続かなくなります。