家計簿はアプリと手書き、どちらが続くのか

更新

続くかどうかを決めるのは、道具そのものより「入力の軽さ」と「見返す機会」です。

家計簿を始めるとき、アプリにするか紙のノートにするかで迷います。

結論から言うと、どちらでも続く人は続きます。分かれ目は道具ではなく、**入力にかかる手間**と**見返す機会があるか**です。この2つの観点で比べます。

入力の手間

方法1件あたりの手間向いている場面
アプリ数秒〜十数秒外出先、買った直後
手書き30秒〜1分帰宅後にまとめて

家計簿が途切れる最大の原因は「あとでまとめてやろう」です。ためた分を思い出しながら書く作業は、それ自体が苦痛になります。

買った直後に数秒で終わるなら、ためる余地がありません。ここはアプリのほうが有利です。

ただし、アプリでも入力に手間がかかる作りだと同じことが起きます。項目が多く、毎回いくつも選ばせる作りのものは、外出先では使われなくなります。

集計の手間

手書きは月末に自分で足し算します。この作業が「家計と向き合う時間」になる人もいれば、面倒で止まる人もいます。

アプリは自動で集計されるので、月末の作業はありません。そのぶん、意識して見に行かないと数字を見ないまま過ぎることがあります。

見返す機会

続けるうえで見落とされがちなのがここです。記録しただけでは何も変わりません。

  • 手書き: ノートを開けば過去が目に入る。書いた記憶も残りやすい
  • アプリ: グラフで傾向が見える。ただし開かなければ何も見ない

手書きの「書いたことを覚えている」という利点は実際に大きく、金額の感覚が身につきやすい面があります。

向き不向き

こういう人向いている方法
外出先での買い物が多いアプリ
レシートをためがちアプリ(撮って記録できるもの)
書くこと自体が好き手書き
画面を見るのが苦痛手書き
数年分を比べたいアプリ
家族と共有したいアプリ

両方を使う

どちらか一方に決める必要はありません。組み合わせ方の一例です。

  1. 1日々の記録はアプリで、その場ですぐ入れる
  2. 2月末に、集計結果だけをノートに書き写す
  3. 3そのとき、気づいたことを一言メモする

3つ目が効きます。「今月は外食が多かった。来月は週1回にする」と書いておくと、翌月それを見返せます。数字は自動で残っても、考えたことは自動では残りません。

続かなかったときの見直し方

道具を変える前に、次を確認してください。

  • 費目を細かく分けすぎていないか(最初は5〜8個で十分)
  • 1円単位で合わせようとしていないか
  • 完璧に埋めようとして、抜けた日があると止めていないか

抜けた日があっても、翌日から再開して構いません。1年のうち300日記録できていれば、傾向を見るには十分です。

入力が数秒で終われば、ためる理由がなくなります。まずは1週間だけ試してみてください。

無料で使ってみる

あわせて読みたい